概要
gdi++.dll を全プロセスに対して適用させるソフトです。
gdippManager と似ているけれど一長一短なので好きな方を使いましょう。
適当な比較 |
| gdippManager | GdiTray |
全プロセスに適用 | ○ | ○ |
使用する DLL の切り替え | ○ | × |
使用する INI の切り替え | × | ○ |
Windows Vista 対応 | ○ | △ |
旧バージョンの GDI++ | ○ | × |
最低動作環境
- GDI++ の動作環境に依存します。
Helium 版以外では使用できません。
- 全プロセスに適用する場合は 512MB 以上のメモリが必要です。
- マニュアル (これ) は IE8 以降か Firefox などで見てください。
IE7 以下で見ると色々出なかったりずれたり正常に表示されない部分があります。
GdiTray のあるフォルダの gdi++.ini を開きます。
エディタを終了した時に自動で再適用されます。
また、GdiTray の設定を再読込します。
GdiTray のあるフォルダを開きます。
使用する INI ファイルを切り替えます。
INI 切り替え機能を無効にしている時は表示されません。
gdi++.dll を適用します。
gdi++.dll を解除します。
gdi++.dll を再適用します。INI ファイルを修正した時などに使用します。
デスクトップ画面全体を強制的に再描画します。
GdiTray の設定を変更します。gditray.dll が無ければ表示されません。
Windows、GdiTray、gdi++.dll のバージョン情報を表示します。
GdiTray を終了します。
INI のオプション
gdi++.ini に書きます。
下のサンプルに書いてあるのは全て初期値です。
[GdiTray]
AutoEnable=0
NotifyBalloon=1
MultiINISelector=1
CoolMenu=1
ToggleDoubleClick=0
IconIndex=6
RedrawDelay=50
RedrawAllChildren=0
コマンドライン引数
gditray.exe [-on] <filename.ini> |
-on | 起動時、自動で有効にします。AutoEnable=1 と同じです。 |
filename.ini | 使用する INI ファイルを
ini フォルダからの相対パス、または絶対パスで指定します。 |
その他
- INI 切り替え機能で検索される INI の上限は 100 個です。
- [使用中の設定(U)] の項目は、
Shift + 左クリックでエディタが起動して編集できます。
選択されているファイルを編集した場合はエディタ終了時に自動で再適用されます。
- トレイアイコンを左ダブルクリックすると
[設定を反映する(P)] と同じ動作になります。
設定を変えると gdippManager と同じ動作にもできます。
- gditray.dll は無くても動作します。
- [設定] ダイアログの簡易 INI 作成機能では
gditray.exe と同じフォルダに template.ini ファイルを置くとテンプレートとして使用できます。
また、作成されるファイル名は gditray0001.ini などとなります。
- GdiTray でのエラーコードの意味
- 126: gdi++.dll、detoured.dll、freetype.dll が揃っていません。
- 127: gdi++.dll が Helium 版ではありません。
- 1114: SSE2 非対応、FreeType が古いなどの理由で GDI++ が初期化処理に失敗しました。
履歴
20090327 での更新内容
20080927 での更新内容
- 確実に再描画を行わせるようにした。
- gdi++.dll のロードに失敗したときに
Windows が返すエラーコードを表示するようにした。
- INI 切り替え機能が無効の時にリソースリークしていたのを修正。
- Helium 版以外のサポートを終了。
- ソースコードを整理。
20080808 での更新内容
20080727 での更新内容
- Windows Vista 上での安定性を少しだけ向上。
20080401 での更新内容
20071227 での更新内容
- メニューの色が Windows と違う事があるのを修正。
20071217 での更新内容
- ShowContextMenu オプションを廃止。
- ソースコードを整理。
20071203 での更新内容
- Windows XP 標準テーマでアイコンが見づらいので変更できるようにした。
gdi0814 同梱版での更新内容
- ShowContextMenu オプションを追加。
- マニュアル (これ) の HTML 化。
gdi0813 同梱版での更新内容
- ToggleDoubleClick オプション追加。
- Office XP 風メニューが不安定なので廃止。
- INI 切り替え機能のバグをいくつか修正。
- アイコンを差し替えた。
gdi0787 同梱版での更新内容
- RedrawWait → RedrawDelay に改名。設定範囲を変えた。
- 中国語(thanks > 70599 氏)、英語のリソースを追加。
- マニュアルを書いた。(このファイル)
既知の不具合
- Vista で通知領域のアイコンが消える (らしい)
Vista を持っていないのでよく分かりません。
FAQ
- HTMLのソース(ry W3C(ry lint(ry
シラネーヨ
- Q. 「設定を反映する」が遅いと感じる。
A. RedrawDelay の値を減らすと良いかと思います。
- Q. INI切り替え機能(゚听)イラネ
A.gdi++.ini
を開いて AlternativeFile の行を削除して MultiINISelector=0 にします。
INI 設定を gdi++.ini にコピーします。
リンク